ドラマ好き おしゃべりCafe

KOTODAMAによる 連続ドラマの感想やあらすじをご紹介するブログです

獣になれない私たち 第1話 あらすじ 感想 ネタバレ

本能のまま「野生の獣」のように自由に生きられたらラクなのに・・・

脚本家・野木亜紀子が

現代に生きる人々のリアルに!徹底的に!こだわって描く

「全ての頭でっかちな大人」に送る、

ラブかもしれない?!ストーリーがはじまります♪

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キャスト

 

深海晶(しんかいあきら) 新垣結衣

ECサイト制作会社の営業アシスタント

全方位に気を遣うすり減らし女

 

根本恒星(ねもとこうせい) 松田龍平

個人事務所の会計士・税理士

一見感じが良さそうな毒舌男

 

花井京谷(はないきょうや) 田中圭

大手デベロッパー勤務

優しい保身系男

 

橘呉羽(たちばなくれは) 菊池凛子

ブランドデザイナー

野性味ある情熱系女

 

長門朱里(ながとしゅり) 黒木華

京谷の家に住み着いている元彼女

 

晶が勤務する会社

「ツクモ・クリエイト・ジャパン」(TC)

 

九十九剣児(つくもけんじ) 山内圭哉

せっかちな剛腕社長

 

上野発 (うえのはつ) 犬飼貴丈

無気力な新人営業

 

松任谷夢子(まつとうやゆめこ) 伊藤沙莉

明るくはたまた迷惑な営業

 

佐久間久作(さくまきゅうさく) 近藤公園

SEチームリーダー

 

5tap 2人共通でいきつけのクラフトビール店

 

タクラマカン斎藤(タクラマカン斎藤) 松尾貴史

5tapオーナー兼店長

 

岡持三郎(おかもちさぶろう) 一ノ瀬ワタル

近所のラーメン屋の店員

 

花井千春(はないちはる) 田中美佐子

京谷の母

 

橘カイジ(たちばなかいじ)

呉羽の結婚相手

 

 

第1話 2018.10.10 

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住宅街にあるクラフトビールバー「5tap」

そこに2組の男女が来店していた

一方はECサイトの制作会社に勤める深海晶(新垣結衣)と、

大手デベロッパー勤務の花井京谷(田中圭)のカップル。

京谷は自分の母親が「恋人の晶にとても会いたがっている」と話していた。

 

もう一方は、バーから徒歩3分の場所に

公認会計士・税理士事務所を構える

根元恒星(松田龍平)と橘呉羽(菊池凛子)のカップル。

呉羽が唐突に「私、結婚した!」と告げて薬指のリングを見せたことに

驚く恒星。

呉羽はそんなことには気にせず、シャンパン代わりに結婚祝いのビールを

開けさせ、5tap店内にいる客たちに振る舞い始める。

 

晶と京谷もその乾杯の輪に加わり、

4人は偶然にも一緒に呉羽の結婚を祝うことになった。

バーの店主・タクラマカン斎藤(松尾貴史)が「恒星と呉羽は付き合ってたんじゃなかったの?」と質問をすると、呉羽は「お互いに対して好きじゃなかったから」と笑った。

隣にいる恒星は呉羽の発言に肯定も否定もしないが、晶はその言葉の意味が気になっていた。

実は晶には、京谷との間に抱えた「ある大きな問題」があったのだ・・。

二人の間でその問題はずっと棚上げされていて、京谷が晶のアパートに泊まった夜も、なんの話もできないまま・・・。

 

翌朝、目覚めた晶。

出勤前から始まる、社長九十九(山内圭哉)からの仕事の連絡に悩まされる。

満員電車に揺られている間もひっきりなしにかかる電話・・。

誰よりも早く出社した晶は、始業前に九十九の指令と同僚からの頼み事を

一気に片づける。この会社では一時が万事この調子で、

全ての負担が晶にかかっていた。

いつものように疲れ果てて、帰路につく晶。

駅からの帰り道にある5tapにいつものように立ち寄ると、

恒星が先に飲んでるのに出くわした。

お互いここの常連なものの、

これまではなしかけたことがなかった晶だが、思い切って声をかけると・・。

 

晶「あの・・。一つぶしつけなことを聞いてもいいですか?」

 

恒星「嫌です」

 

晶「ですよね。すいません」

 

タクラマカン「え?終わり?何聞きたかったの?え?いや、気になる気になる。

       俺が気になる」

 

笑いながら晶はもう一度恒星に質問する。

 

晶「呉羽さんが言ってた "お互いに大して好きじゃなかった”は、どういう意味ですか?どういう事なんだろうってずっと考えてて。」

 

恒星「暇ですね。 」

 

晶「初めはお互い好きだったけど、長く付き合っていくうちに気持ちが薄れていってお互い大して好きじゃなくなった。そういうことですか?」

 

恒星「う~ん。少し。いや、だいぶ違うな。俺は彼女を愛してたし、彼女も俺を愛してた。だけどどうしても結婚できない事情があったんだ。実は俺 長くないんです。人生の残り時間。そういうわけで、愛する彼女を手放しました。」

と、晶の野次馬好奇心で聞かれた質問だと思った恒星は、いい加減な回答をした。

 

 

恒星にかかってきたクライアントからの電話中、気まずくなった晶はお会計を済ませ、席をたった。

 

恒星「キモい。あの女がキモい。前から思ってたんだよね。何か、おきれいだけど、ウソっぽくない?あの完璧な笑顔がなんかキモい。俺、ああいう人形みたいな女ダメだわ。」

 

そこへトイレから出てきた晶が戻ってきて、聞こえなかったふりをして

「お先です。ごちそうさまでした。」とタクラマカンに挨拶をして店をでていく。

言いたいことが言えずに、その場を穏便にやり過ごしてしまう晶の性格ゆえだった。

 

 

呉羽は自分の会社を設立するため、恒星に顧問税理士を頼んでいた。

そこで呉羽の住民票をみた恒星は本当に呉羽が結婚をして

橘呉羽になっていることを知る。

 

晶の会社では松任谷の担当の会社のプレゼンを九十九に押し付けられて

しまう。それもまた断れずに行い、成功をおさめる。

そのあと、京谷と母の待ち合わせの場所へと急ぐ。

 

母・千春は、晶の仕事に理解を示し、初対面の印象は良かった。

食事中、千春は晶の両親のことを聞きたがった。

京谷はごまかそうとしたが、晶は自分の両親のことを話し始めた。

 

「実家はそれほど遠くないです。木更津です。

そこで生まれて育ちました。

父は。暴力をふるう人でした。

母はよく殴られて 私も時々。

高校の時 父が交通事故で亡くなって

母一人 子一人になりました。

私は二人でやっていこうと思っていました。

でも母が いわゆる…マルチ商法にいつの間にか手を出していて。

父の事故の保険金も 私が就職してためてたお金も

全部勝手に下ろされて使われてました。

その代わり

洗剤とか健康になる水とか そういう段ボールの山がうちに中に増えていって。

母は友人や親せきに売ろうとしたけど売れなくて。

私の友達や勤め先にもやってきて勧誘をはじめました。

やめてくれっていっても やめてくれませんでした。

それで 母とは縁を切りました。

実家を出て6年会ってないし 一度も。

私の連絡先も居場所も教えてません。」

・・・と嘘はつきたくないのでと、晶は正直に母に話した。

 

家に帰ると、京谷は居候している元カノの朱里に

母親と晶を引き合わせた話をし、

早く仕事をみつけて出ていってほしいという。

朱里は全く気にせずオンラインゲームをしていた。

 

次の日、上野がミヤコ特産へのメールの添付書類が

全部載っていないまま取引先へ送ってしまったことを知り、

晶は、九十九にどうにかしろと指示を受け

必死で会議までの時間に書類の差し替えをする。

その件がどうにか解決すると、

九十九からまた連絡がきて、松任谷のミスが発覚し、

松任谷の代わりに晶が取引先へ謝罪しに行くことになった。

晶は激怒している取引先の担当者と謝罪中も、

担当の松任谷や、システムエンジニアは優秀ですとフォローするが

、取引先から土下座して謝ってよといわれ、土下座してしまう。

会社に戻り、システムエンジニアへ差し入れのおにぎりを用意し

九十九からの容赦ない連絡にも耐え、提出物が完成し、

取引先へ連絡する。が、担当者からは、下心みえみえに、

「今日は言い過ぎたから、今度お詫びにおいしいものをごちそうするよ~。」

「晶ちゃ~ん何が食べたいかな?お肉とお魚だったら

どっちが食べたいかなぁ~??」と言われ、無言で電話を切ってしまう。

 

そこから次第に晶の心が崩壊していく。

地下鉄のホームで、九十九から一方的な連絡が何度も入り

晶は、ふらふらっとホームに飛び降りそうになった瞬間

電車が通過し、我にかえる。立ちすくむ晶はタクシーで

5tapへ向かった。

そこでは恒星が先に飲んでいた。

晶は構わずやけ酒しながら、何かと恒星につっかかっていた。

店を一緒に出た二人。恒星は自分の事務所の前を通りかかると

恒星は「ここ、俺の事務所。寄ってく?彼との詳しいことは知らないけど

例えば ここからはじまる恋もあるかもしれない。」

晶「誘われたの2度目です。」

恒星「え?」

晶「5tapの1周年パーティーの日。あなたベロベロに

酔っぱらって話したこともない私に、

‶この近くに僕の事務所があるので 一発お手合わせしませんか?″

そう言った。ああ。やっぱり覚えてないんだ。」

恒星「そん時 俺たち…。」

晶「してません!そんな誘いに乗りません。

あなたは代わりに別の女の子に声をかけて 持ち帰ってました。」

恒星「あ~…。

晶「その子と恋はじまりました?」

恒星「始まってないね。おかしいな。」

晶「私はビール3杯じゃ酔わないし店から3分の間に

たぶらかされるほど バカでもありません。」

恒星「バカじゃないの?」

晶「バカじゃありません!」

恒星「バカになれたら楽なのにね。おやすみ。」

 

その帰り道、晶は呉羽がモデルの看板を目にする。

 

後日、晶は奇抜なファッションで出勤する。

そして、気合を入れて、業務改善要求書を九十九に提出するのだった。

 

第1話完